正法眼(しょうぼうげん)

正法眼(しょうぼうげん)


私の好きな言葉に正法眼(しょうぼうげん)があります。


ちなみに正法眼蔵を辞書で引くと次のように書いてあります。


正法眼蔵・・・ (真理を見とおす知恵の眼) によってさとられた秘蔵の法の意。 禅宗でその奥義であるさとりをいう。


真理を見とおすのは知恵の眼なのですね。


無明(むみょう)を破り解脱(げだつ)をするということは別の表現をすれば、正法眼を身につけることだと禅宗では言うのでしょう。


私は以前読んだ本に「 神様がいるのかいないのか誰にも分からない。しかし、神様がいると考えた方が得である。だから神様はいると考えた方が良い」 と書かれてありました。 その時はなるほどそういうものかと思ったのですが、今は少し違います。


神様がいるのかどうかは今でも分かりません。 しかし、損得ではなく私は本当のこと(真実)が知りたいのです。真実を見とおすためには正法眼が必要になります。


カラマ・スッタでは、 吟味熟考した上で理性と経験によって承認できることを真実であると受け入れよとあります。


事物(対象)は欲望があったりすると違って見えます。


「事物(対象)の真相を見とおす正法眼」


なんかかっこよくて憧れてしまうわけであります。


       サーヴァカ

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