ニルヴァーナ(涅槃)についての考察

ニルヴァーナ(ねはん) についての考察


ニルヴァーナに関して 辞書を引くと次のように書いてあります。


涅槃(ねはん)

ニルヴァーナの音訳。 安楽絶滅(あんらくじゃくめつ) の意


① 煩悩(ぼんのう)を 滅ぼし尽くした解脱(げだつ)の境地をいう。

② 仏が死ぬこと。


寂滅

① 物が自然に消えるせる

②(仏) 煩悩から抜け出て生死を超越すること。


煩悩

① 人間の欲情のわずらい。 心の迷い。

② 一切の欲望、執着や怒りねたみなど。


迷妄

① 物事の道理を知らないためにもつ間違った考え、 心の迷い。


悟る

① 迷いから覚め真理を会得した境地に到達する。 物事の真の意味を知ること。


仏陀( ブッダ)

① ほとけ。 時空を超越した根源的存在を悟った人。


如来( にょらい)

① この世に到来した 仏陀



汝( なんじ)らは みずから努めよ。 もろもろの如来( 修行を完成した人)は、 ただ教えを説くだけである。 (ダンマパダ276)



ニルヴァーナとは、 煩悩を抜け出て安らぎの境地に達することである。 生死を超越し、 物事の真の意味を知ることである。 とまとめてみましたがいかがでしょうか?

しかしこれは後代の観念が強いと思います。 言葉の意味というのは同じ時代でも人によって捉えかたが ある程度 異なるのは仕方がありません から こうであると断定はできませんが。


スッタニパータから


ドータカさんがたずねた。「 先生私はあなたにおたずねします。・・・ あなたのお声を聞いて自分の安らぎ(ニルヴァーナ)を学びましょう。」

      スッタニパータ1062


ニルヴァーナとは安らぎを実現するために学ぶことでありニルヴァーナとは学びつつ(実践しつつ)あることに他ならない、(中村氏解説)


ニルヴァーナとは到達点ではなく我々の心の中に持っているものを成長させることなのです。 と理解し、 私のニルヴァーナを探したいと思うわけであります。


サーヴァカ

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