座禅の勧め
座禅の勧め
座禅とは、瞑想法の一つです。釈尊の八正道では、禅定といいます。欧米でも人気が結構あり、マインドフルネス瞑想法などは有名です。科学的にも、脳のある部分の発達による効用が証明されています。
道元禅師は、特に座禅に重きをおいています。悟りとか仏教思想を離れて、座禅を取り上げるのも一つのアプローチかとは思いますが、私は、仏教好きですから、道元禅師の次の言葉を引用させて頂きます。
正法眼蔵随聞記(しょうぼうげんぞうずいもんき) 山崎正一氏訳注より
要旨
悟りを得ることは、 心で得るのか、あるいは体で得るのか。 心身ともに悟りを得るのだ。 心身二つの中、心で仏法を推しはかり考えている間は、万劫(まんごう)の時の間、千たび生まれ変わっても悟りの道は得られない。心の念慮知見(ねんりょちけん)を捨てひたすら座禅するならば、いますこしは道というものが判ってくるのだ。 こういうわけで道を得るのは、まさしく体でもって得るのだ。この故に座禅をひたすらしなくてはならないと思うしだいである。
念慮知見・・・ 心であれこれ思いはかることや知識や見解
それで私が座禅をしてるかと言うと 最近は正直なところさぼり気味です。 心が苦しかった時は 結構頻繁に行っていて、その効果を実感したのですが、心が楽になったら、ちょっと さぼってしまっています。しかし、私の 将来においてはなんとか座禅三昧の生活にしたいと思っています。 それしか道はない というのが道元禅師の教えですし、 釈尊も勧めていますから。
わたしもわたしのニルヴァーナへの道は、それしかないのではないかと今は思っています。
サーヴァカ