奇病・・・?

奇病・・・?


奇病というとどんな病気なのかと思われると思いますが 、私の経験したある病気を今回書きます。


それは6年ほど前のことです。


母はまだ存命中で看護と仕事に明け暮れていました。


姉と食事中に姉に円形脱毛症にあんたなっているんじゃないかと指摘され、鏡で見ると確かに10円玉くらいの脱毛がありました。


病院で一度診てもらった方が良いという姉の勧めに従い近くの皮膚科に行きました。


医師はシャンプーを最近変えたとかそういうことはないかと尋ねました。


特にありませんと答えると、とりあえず血流を促進するビタミン剤を出すから様子を見てみましょうと言いました。


1ヶ月経つと10円ハゲが5、6個出来ており医師はおかしな病気だといけないから大きな病院で一度見てみてもらいなさいと、市民病院への紹介状を書いてくれました。


さらに一か月が経つと髪の毛の半分ほどが抜けてしまいました。


市民病院では血液検査をしました。


皮膚にカビができてるかもしれないと思い医師に尋ねると違うと言いました。

皮膚はとても綺麗だからというのが理由です。

血液検査の結果これという病気は見当たらないということでした。


半年も経つと髪の毛のほとんどが抜け落ち、眉毛、まつげ、手足の毛、陰毛全て抜けました。


不思議と髭だけは毎日電気カミソリで剃っていました。


職場に肺がんになってしまった人がおり休んでいましたが、一時職場復帰した時には私と外見がそっくりでした。


人によっては薬の副作用ではないかという人がいましたので、薬剤師におくすり手帳を見せて何か原因となる薬があるかと尋ねたら何もないという返答でした。


私の担当医の見立てでは、疲れ、ストレスにより免疫細胞が異常をきたし毛根を攻撃しているのではないかというものでした。


私はこれというストレスはないと言うと 自覚症状のない疲れというものがあると言いました。


薬はフロジン外溶液という発毛剤と肝機能の薬を飲んでいました。


私は 医師の見立て以外に思い当たる病気もないので休みを取ることにしました。


2週間有給休暇を取りました。


休みを取ってみると休み中泥のように眠りました。


疲れはたまっていたのだなと思いました。


それからはできるだけ無理をしないように心がけ半年が過ぎました。


育毛剤の効果が出て出たのか真っ白い毛が生えてきました。密度は大したことはないのですが、一応白髪の老人といったところです。


眉毛は2、3本生えているだけです。


まつげは一本もありません。


体は全身脱毛したようにツルツルです。


白髪一本もないふさふさした黒髪が一年で真っ白になっていました。


髪の毛がある程度生えてきたところで担当医は転勤しました。市民病院の皮膚科がなくなり、民間の病院で治療を続けることになりました。


ある皮膚科の医院で同じ薬を5年間続けました。しかし、変化はあまりありませんでした。


ある時アパートの玄関先で涼んでいたら、2階の知り合いのおばさんが「あんた綺麗な髪の毛しとるね。私もあんたみたいになりたい 。私のはゴマ塩みたいで嫌なんだ」と言いました。


私はなるほど人それぞれ思うところは違うと思いました。


私は髪が白くなったのはいいとしてまゆがないのは何とかならないものかとずっと思っていました。


姉に眉鉛筆をもらい書きました。 印象は、変わるのですが汗をかくと落ちてしまうのと、うまく書けないので断念しました。


市民病院の 担当医が刺青という手もありますと言っていましたが、それが気になってなんとなく探していました。


最近になって エステティックサロンで10年ほどもつまゆを植物性の色素で書いてくれるところを見つけました。


市民病院の皮膚科が復活し今日行ってきました。


新しい薬は一応あるそうです。


一度試してみようかと思っていますがそれとは別にエステティックサロンでまゆは書いてもらおうかと思っています。


私は これまで聞いたことがないので奇病だと思うのですが似たような経験をされた方はおられるでしょうか。


外見はあまり気にしても仕方がないとは思いますが放置するわけにも行かず今着地点を探しています。


          サーヴァカ

×

非ログインユーザーとして返信する