悟りの気づき 正岡子規

悟りの気づき   正岡子規


正岡子規は明治の歌人、俳人で30歳前から、35歳で死ぬまで、脊椎カリエスのため、ほとんど病床にありました。その正岡子規のことばです。


「余は、今迄禅宗の所謂(いわゆる)悟り


ということを誤解していた。悟りといふ


ことは如何なる場合にも平気で死ぬ事か


と思っていたのは間違ひで、悟りという


ことは如何なる場合にも平気で生きて居


ることであった。」(病牀六尺より)


子規の場合、病気の為、一切皆苦を直接的に身をもって感じていた日々であったろうと思います。


生に執着してはならない。死に執着してはならない。心静かにその時を待て。


「 我はここにあって死ぬはずのものである」と覚悟して、平気で生きる、それが悟りの一面ではないでしょうか。



      サーヴァカ

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