HANABI Mr.Children

HANABI            Mr.Children


♪♪♪


どれくらいの値打ちがあるだろう


僕が今生きているこの世界に


すべてが無意味だって思える


ちょっと疲れてんのかなぁ


手に入れたものと引き換えにして


切り捨てたいくつもの輝き


いちいち 憂いていれるほど


平和な世の中じゃないし


一体どんな理想を描いたらいい?


どんな希望を抱き進んだらいい?


答えようもないその問いかけは


日常に葬られてく


君がいたら何て言うかなぁ


「暗い」と 茶化して笑うのかなぁ


その柔らかな笑顔に触れて


僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに



決して捕まえることの出来ない


花火のような光だとしたって


もう1回 もう1回


もう1回 もう1回


僕はこの手を伸ばしたい


誰も皆 悲しみを抱いてる


だけど素敵な明日を願っている


臆病風に吹かれて


波風が立った世界を


どれだけ愛する


ことができるだろう



考えすぎで言葉に詰まる


自分の不器用さが嫌い


でも 妙に器用に立ち振る舞う 自分は


それ以上に 嫌い



笑っていても


泣いて過ごしても平等に時は流れる


未来は僕らを呼んでる


その声は今


君にも聞こえてますか?



さよならが迎えに来ることを


最初からわかっていたとしたって


もう1回 もう1回


もう1回 もう1回


何度でも君に逢いたい


めぐり逢えたことでこんなに


世界が美しく見えるなんて


想像さえもしていない


単純だって笑うかい?


君に心からありがとうを言うよ



滞らないように揺れて流れて


透き通ってく 水のような


心であれたら


逢いたくなったときの分まで


寂しくなったときの分まで


もう1回 もう1回


もう1回 もう1回


君を強く 焼き付けたい



誰も皆 問題を抱えている


だけど素敵な明日を願っている


臆病風に吹かれて


波風がたった世界を


どれだけ愛する


ことができるだろう


もう1回 もう1回


もう1回 もう1回



           ♪♪♪



付記:

この歌は、割とヒットした曲なので知っている方も多いと思います。


この世界にどれだけ価値があるのかという疑問と憂うつを彼女の存在で解消しようとしています。


不安というものは、ある種感情的なものですから、楽しいことで、まぎらわすというのもひとつの正解だと思います。


この世界の存在価値ですが、私の持論は、絶対的なものはなく、私達が見出だすもの、ということです。


世界は、無常で、刹那的であるという現実をちゃんと見つめ、その事にとらわれることなく、存在の絶対的価値を探すのではなく、存在そのものに価値があると割り切ってみるのは、いかがでしょうか。


まあ、ラブソングでしょうから、難しく考えなくても良いでしょうけど。


私は、


もう一回 もう一回


もう一回 もう一回


というフレーズが耳に心地よく残り、好きです。




     サーヴァカ

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