諸行無常。無常迅速　生死事大。

突然の知り合いの訃報が届きました。

今回はちょっと予定を変更します。

諸行無常

一切のつくられたものは無常である。

無常迅速　生死事大。 これは主に禅宗で言われる言葉です。言葉の意味は次の通りです。

無常迅速(むじょうじんそく)

人事、世間、一切の事象はすみやかにうつろいゆく。 過ぎ去り行く。

故に

生死事大(しょうじじだい)

人間の生と死の真相を明らかにすることは人間の生涯における最も重要なことである。

訃報の当人とは3週間前に会い、会話しました。極めて快活で、健康的でありました。私より少し年下だと思います。突然かつ詳細を知らないので、その20年来の友人の死は実感がわきません。

私の母の時は寝たきりが長かったので、いずれその時が来るという思いはあったのですが。今回の友人は多分私より長生きすると思っていたので意外でした。

死とはいつでも突然です。

この突然の知らせで、私の頭に浮かんだ言葉が、

諸行無常

無常迅速なり、生死事大なり、です。

死という出来事は、私の身にいつ起きても不思議なことではないけれども、私は、生と死の真相は明らかにできているだろうかと反省します。

どう着地するか迷いがあるので次の言葉を引用します。

ダンマパダ6

「 われらはここにあって、死ぬはずのものである。」と覚悟しよう。ー このことわりを他の人々は知っていない。しかし、このことわりを知る人々があれば争いはしずまる。

　　　　　　　　　サーヴァカ