カラマ・スッタ(仏陀のことば)

カラマ・スッタ(仏陀のことば)


カーラーマ族に対して、仏陀が教えを説いたその内容を原始仏教の流れの宗派であるテーラー・ワーダー教の紹介から、掲げます。仏陀の教えの話は、もっと長いのですが、一部主旨だと考えてください。スッタとは教です。


カラマ・スッタ(仏陀のことば)


1.  人から聞いたという理由で信じてはいけない。


2. どんな伝統もそれが古いからとか、何代も受け継がれているからとか、多くの地域で受け継がれているからというだけの理由で信じてはいけない。


3. 噂になっているからとか、人がよく話しているからという理由で信じてはいけない。


4. 昔の聖者が書いた教えを見せられたからという理由で信じてはいけない。


5. 自分が思い描いたことを、それが尋常でないことだからといって、神や素晴らしい存在によって啓発されたのだと信じてはいけない。


6. ありそうなことだからとか、長年にわたる慣習のため真実らしいというだけの理由で信じてはいけない。


7. 何事も教師や司祭の権限だけの理由で信じてはいけない。ただ吟味熟考した上で、理性と経験によって承認できること、善いこと、自他共に、また世界全体の恩恵をもたらすことを真実であると受け入れ、その真実に則ってあなたの人生を送りなさい。


同様の考察が、と仏陀は言う。彼の教えにもなされなくてはならない。「私の教義を私への尊敬のために受け入れてはならない。まず、それを自分で試してみなさい。金は火によって試されるのだから。」


詭弁家ブラーミンに仏陀は答える。


「おお、 ブラーミンよ、夜を昼と、昼を夜と主張する人はたくさんいる。しかし、私は、夜は夜であり、昼は昼であると主張する。」


       ー以上ー

×

非ログインユーザーとして返信する