木の知性

木の知性    


ある時 あなたは散歩をしていたとします。 そして、 木陰で休みます。 その時あなたは、 木がある事を目で知り、 木陰があることを肌で知り、 風が吹けば、 葉のざわめきを耳で知る。

では、 木の方はどうでしょうか? 木はあなたの存在を知覚しているのでしょうか? どう思われますか?


ここである植物を紹介します。

その植物は花の中にある昆虫のメスそっくりの物を作ります。 オスはメスだと思い飛び乗るとそうではないことに気づく。 気づいた時には花の蜜に取り囲まれている。 混乱したオスは蜜の中で暴れ、体中花粉だらけになる。 この植物はそうして受粉する。

このことから、その植物は メスの形態を認識しているといえる。 色とか形とか。 そうでなければその模造をつくることは不可能です。 植物も 私たちと同じように、何らかの方法で、周囲のものを知覚している。 そして昆虫の生態を知り、 それを利用することを知っているとしか思えない。

木陰で休む私たちは、 木がそこにあることを知っていますが、 木の方も私たちがいることを知っているという結論になるのです。

植物に知性があるという例は他にもたくさんあります。

知性は人間や動物だけにあるものではなく、 生物全体にあり それはある意味人間よりも(かなり)高度なものであるといえると思います。

         サーヴァカ


追記

木にも知性( 知覚能力)が あるのだと思って、 毎日ある木の近くに立って、 何事が起こらないかと試しました。 当然のことながら 木は淡々としてそこにあるだけです。 まあ、あと2億年ぐらいしたら漫画の中の木のように、しゃべる木が現れるかもしれないと思ったりして。

         サーヴァカ

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